パリでは年2回ソルド(バーゲンセール)の時期がありますが、今回1月末に訪れた時は多くのお店で「SOLDES(ソルド)」の看板が見られました。
フランス政府によって国内のソルドの時期が定められている為、どのお店でも同じ日に一斉にソルドがスタートします。1月中旬頃から既にソルドに突入していたので、私がパリを訪れた1月末はもうそれ程の盛り上がりはなかったものの、さらに値下げをしてかなりのお値打ち価格になっているものもありました。
30%オフから50%オフなんて当たり前で、70%オフという看板も結構多く見られました。この時点でいい物が残っているかどうかは疑問ですが、もしかしたら掘り出し物が見つかるかも知れませんね。
上流階級の人達は別として、多くのパリジェンヌ達はソルドの時しか買物をしないとか。でもブランド物で身を固めている日本人と違って、古着やソルドの戦利品などのチープな服でも上手に着こなしているパリジェンヌのファッションセンスは見習いたいものです。
いつも行くアンティークショップのマダムに聞いたのですが、フランスの女の子に人気があるのは「H&M(アッシュ・エ・エム)」、パリ市内に数店舗あるスウェーデン発のファッションブランドですが、とにかく安い!のです。普段から安いのですが、特にソルドの時期は「H&M」の店内は大賑わいだそうです。
私はと言うと・・・ソルドの時期ではありますが、自分の物を買うことはあまりありません。よく人から「パリに行くと、自分の物とかたくさん買物したくなりませんか?」と聞かれるのですが、お店の商品を色々選んでいると不思議と自分自身の物欲ってなくなってくるのです。お店のために素敵な物を見つけるとそれで満たされてしまうというか・・・。
全く自分の物を買わないわけではありませんが、昔に比べると本当に物欲がなくなったなあ・・・と思います。これって良いのか悪いのか・・・。フォーブル・サントノレ通りのエルメスとカルティエの前も今では素通りですし、セレクトショップ「コレット」の客の多さを横目でみながら、「あの中には入っていけないわ・・・。」と思うようになりました。これも年のせいなんでしょうか・・・。まあ、そんなに自分の物にお金を使う余裕もない、というのが正直なところかも知れませんね。仕事で来ているのだから当たり前!ですよね・・・。