表紙が綺麗なノートや繊細なレースのカットが美しいカードなど・・。パリで見つける紙製品は本当に素敵なものが多いのです。デザインが素敵なだけではなく質も本当にいいものが多いので、多少お値段が高くても納得してしまうのです。
フランス人は「紙」に対してとてもこだわりがある、といつも思います。文房具店やデパートの中の文具売り場でも上質で素敵な紙製品が見つかりますが、そういった一般的な文房具店とはまた別に「紙の専門店」というものまであります。専門店で売られている便箋や封筒は高価なものが多いですが、色もとても綺麗で上質なものが揃っています。
写真はマレ地区にある私が好きな文房具店「メロディ・グラフィック」です。オーナーさんはアーティストでもあるので、ウィンドウ・ディスプレイにもセンスの良さが表れています。このお店のある「Pont Louis-Philippe(ルイ・フィリップ橋)通り」はおしゃれな紙専門店や文房具店が集まっているので、上質でちょっとこだわりの紙製品を探すにはおすすめの通りです。
最近はメールの普及で手紙を書く機会が減ってきているとは思いますが、パリで素敵な封筒や便箋を見つけると文章を書くのが苦手な私でも、誰かにお手紙を書いて送りたいなという気持ちになります。最近は年賀状もメールで済ます人が増えてきているとの事ですが、自分の気持ちを自分の字で紙に書いて伝える、という事って大切ですよね・・・。パリを訪れて上質な紙や文房具に出会うと、そんな風に「物を書く事の大切さ」というものを改めて認識するのです。「紙」を大切にするフランス人はきっと手紙を書く機会も多いのでしょうね・・。