March 31, 2006

パリの紙製品

ノートとカードセット





 表紙が綺麗なノートや繊細なレースのカットが美しいカードなど・・。パリで見つける紙製品は本当に素敵なものが多いのです。デザインが素敵なだけではなく質も本当にいいものが多いので、多少お値段が高くても納得してしまうのです。

 フランス人は「紙」に対してとてもこだわりがある、といつも思います。文房具店やデパートの中の文具売り場でも上質で素敵な紙製品が見つかりますが、そういった一般的な文房具店とはまた別に「紙の専門店」というものまであります。専門店で売られている便箋や封筒は高価なものが多いですが、色もとても綺麗で上質なものが揃っています。メロディグラフィック 1メロディグラフィック 2






 写真はマレ地区にある私が好きな文房具店「メロディ・グラフィック」です。オーナーさんはアーティストでもあるので、ウィンドウ・ディスプレイにもセンスの良さが表れています。このお店のある「Pont Louis-Philippe(ルイ・フィリップ橋)通り」はおしゃれな紙専門店や文房具店が集まっているので、上質でちょっとこだわりの紙製品を探すにはおすすめの通りです。

 最近はメールの普及で手紙を書く機会が減ってきているとは思いますが、パリで素敵な封筒や便箋を見つけると文章を書くのが苦手な私でも、誰かにお手紙を書いて送りたいなという気持ちになります。最近は年賀状もメールで済ます人が増えてきているとの事ですが、自分の気持ちを自分の字で紙に書いて伝える、という事って大切ですよね・・・。パリを訪れて上質な紙や文房具に出会うと、そんな風に「物を書く事の大切さ」というものを改めて認識するのです。「紙」を大切にするフランス人はきっと手紙を書く機会も多いのでしょうね・・。
   

March 26, 2006

Antique2を更新します

アンティークジャム瓶





 今回届いたアンティーク商品の中で少しだけですが、何点かピックアップして明日27日の月曜日にAntique2のページでご紹介いたします。これまで夜に更新をしていたのですが、今回はお店の営業時間中に更新したいと思っています。

 アンティーク以外の商品は不定期に昼夜問わずにUPしていたのですが、アンティーク商品に限り、今までは夜限定でUPしていました。今までホームページの更新はお店のパソコンを使ったり、自宅のパソコンを使ったりとあちこちで行っていたのですが、(実際作業をするのは主人ですが・・・。)あまり色々なパソコンを使うとややこしいとの事。なのでこれからはなるべくお店のパソコンのみで更新作業を行いたいそうです。

 ブログを書くのは単純な作業なので、お店でも自宅でも、ある時は実家に帰った時に実家のPCからも・・・色々な所でUPできるのですが、ホームページの更新だと、あまり色々な場所で更新すると後々ややこしくなるそうで・・。

 なので、明日は営業時間中なのでいつ何時にとははっきり限定できませんが、お昼頃にはUPしていると思いますので、またもしよろしければ覗いてみて下さいね。

 写真は今回ご紹介する予定のアンティークのジャム瓶です。何度もこのブログの中でもお話をしている私が大好きなパリのアンティークショップで見つけてきたものです。そのお店では1900年代から1910年代頃の古いジャム瓶が豊富に見つかるのです。写真のジャム瓶も1900年代のものです。

 100年の時を経てとてもいい風合いになっています。ぽってりとした厚みのあるガラスがまた何とも言えない味わいがあるのです・・・。今回このような古いジャム瓶を何点かご紹介する予定です。あまり商品数が多くなくて申し訳ないのですが、ボウルやお皿なども何点かご紹介しますので、また是非ご覧くださいね!  

March 24, 2006

スイスのリネン生地で・・・

 先日、パリから「La Croix & La Maniere(ラ・クロワ・エ・ラ・マニエール)」のリネン製品がたくさん届きました。リネンのキッチンクロスやトートバッグ、クッションカバーなど・・・。その中でも今回私がとても楽しみにしていたものがあるのです。スイスリネン 1





 
 アンティークリネンのような雰囲気のあるノスタルジックな柄のリネンのキッチンクロスです。このリネン、生地はスイスから取り寄せたものだそうです。

 いつも「La Croix & La Maniere」で商品を発注する時は、お店の奥にある作業場のような所で、ストックしてあるリネン生地を見ながら「この生地でトーション(キッチンクロス)を〜枚作ってください。」という感じで生地を選びながら商品をオーダーすることが多いのです。そして数あるリネン生地の中でこの何とも言えない素敵な柄の生地を見つけたのです。

 今回初めて見たリネン生地でした。マダム・モニクがスイスから取り寄せた生地だそうです。ご存知のように「La Croix & La Maniere」のリネン製品はマダム・モニクがヨーロッパ中から厳選して取り寄せた上質な生地で作られているのですが、私が今までオーダーしてきたのは、主にフランス・アルザス地方の生地が多かったのです。

 このスイスの生地に一目惚れしてしまった私は「この生地でトーション作れますか?」と聞いてみたのですが、最初はマダム・モニクも「ちょっとトーションを作るには、柄と柄の間隔がうまく取りにくいわね・・・。」と迷っていたのですが、メジャーなどで生地を何回も測りながら「そうね・・。少し従来のトーションのサイズより小さめになるけど出来なくはないかも・・。作ってみましょう!」と言ってくださったのです。

 マダム・モニクも私がこの生地をとても気に入ったことを嬉しく思って下さったようです。小さめ・・と言ってもそれ程大きさは変わらずに(縦、横ともに従来のものより10cmほど小さくなっただけです。)素敵なクロスが出来上がりました。
スイスリネン 2スイスリネン 3





 少し縦長なのでテーブルランナーとしてお使いいただいてもいいのではないでしょうか?しっかりとした生地なので色々な用途で使うことが出来るのではないかと思います。もちろんキッチンクロスとしても・・。今回は小さなポーチやトートバッグなども素敵なものが入荷していますので、またホームページでもご紹介していきますね!  

March 22, 2006

アンティークのお皿

アンティークプレート




 
 大きめのスーププレートやディナープレート、小さめのデザートプレートやオーバルの形のプレートなど・・・。パリでは様々な形のアンティークのお皿たちと出会ってきました。

 フランスの古いお皿はその柄といい、触った感触といい、現行品にはない温かみがあります。蚤の市やアンティークショップなどで、様々な表情のお皿たちとの出会いがありました。

 先日この度の買い付けでパリから送った船便が到着したのですが、今回もたくさんのお皿たちが無事に破損もなく届きました。アンティークのお皿はカフェオレボウルなどに比べると値段もお手頃で、普段の食器としても使いやすく、飾っても素敵・・という事でアンティーク好きの方はもちろん、特にアンティークには興味がないという方でも気軽に買っていかれます。

 今まで200枚以上のアンティークのお皿たちがお嫁に行きました。お皿の場合、同じ柄のものが何枚も同時に手に入ることが多いので、一回の買い付けで多い時だと40枚くらい見つけてくることが出来ます。もちろん時期により、全然いい出会いがなかった事もありますが・・・。

 たくさんのお皿を手持ちで持ち帰るのは難しい為、船便で送ることが多いのですが、いつも「ちゃんと届くかな・・?破損していないかな・・?」とドキドキしています。今回も無事に届いて良かったです!何十枚ものお皿を送るのは本当に神経を使うのです・・・。

 5月に芦屋大丸で行われるアンティークのイベントに参加することになった為、今回の船便で届いた商品はある程度イベント用にキープしておかなければならないのですが、店頭にも少しずつ出していきますね。今店内にあまりスペースがない為、一度にたくさん出せなくて・・申し訳ないです・・・。

 カフェオレボウルなども届いていますので、また近々Antique2のページも更新しようと思っています。イベントなどもある為少々控えめの更新にはなるかと思いますが、またよければご覧くださいね!  

March 17, 2006

パリの薬局で・・・

パリの薬局




 
 パリのファーマシー(薬局)と言えば、キラキラ光る緑十時が目印です。街中の至る所にあるので、スーパーよりも薬局を見かける方が多いです。特にこの緑十字・・・とても目立ちますしね。

 薬局で売っているものでも、ちょっとしたお土産になったりするのです。可愛いパッケージの石鹸などもお手頃な価格で売られているので、まとめ買いして複数のお友達へのお土産にしたり・・。

 そんなパリの薬局でこんな可愛いミニボトルを見つけてきました・・・。ミントリキュール


 


 
 どの薬局でも見つかるミントのリキュールです。手のひらサイズの小さいボトルなのでとても可愛いです。気分が悪い時や乗り物酔いをした時などにお茶やお水に入れて飲むと気分爽快になる、というものらしいです。これと同じシリーズで携帯用のスプレータイプのものやキャンディーなどもありました。

 このリキュール、ひとつは綺麗なボトルが好きな友人に、もうひとつは自分用にと買ってきました。特に中身が欲しかったわけではなく、完全にボトル目当てだったのですが、本当にどの薬局でも昔から置いてある定番品のようなので、ちょっと試してみようかな・・なんて思っています。

 空き瓶は一輪挿しにでもしようかな・・なんて色々考えています。こうやって使い終わった後の事を考えるのも楽しいので、可愛いボトルや缶集めはやめられないのです・・。
  

March 13, 2006

ボンヌママンにピッタリ・・?

ボンヌママン





 パリのスーパーで必ず見かけるBonne Maman(ボンヌママン)のジャム、日本でもすっかりおなじみですね。パリではかなりお安いお値段で売っているのでよく買ってくるのですが、チェックの蓋が可愛らしい瓶は使い終わった後も小物入れにしたり、お花を入れて飾ったりといろいろ楽しめます。

ジャムカバー 2ジャムカバー 1





 今回フランスから何種類かジャム瓶の蓋カバーが入荷しましたが、その中でもこの赤いギンガムチェックのカバー、ボンヌママンの瓶にピッタリだと思いませんか?ボンヌママンの蓋のチェックとお揃いのようで・・・。

 日本仕様の小さめサイズのボンヌママンのジャムではなくて、大きめのフランス仕様のジャムの瓶だとちょうどサイズもピッタリなのです。別にボンヌママンのジャム瓶でなくてもいいのですが・・・。あまりに可愛かったので・・・。

 我が家では朝はパン食なのですが、娘がパンにジャムを塗るのが大好きなのです。特にいちごのジャムがお気に入り・・。なのでボンヌママンの空き瓶がどんどん増えていくのです。ちなみに娘はボンヌのマロンクリームも大好きです。

 いろいろな種類の蓋カバーを付けて、瓶を並べてみても可愛いでしょうね。お店ではこの蓋カバーがピッタリ合うサイズのシンプルなジャム瓶も別売りで販売しています。蓋カバーに合わせて、瓶もいろいろ種類を変えてみてはいかがでしょうか・・?  

March 10, 2006

白に惹かれて・・・

 フランス、アルザス地方から素敵な小物たちが届きました。前回、クリスマスの時期には「赤」を意識したセレクトだったのですが、今回は春や夏に向けて爽やかな「白」を意識してみました。ホワイトのサシェ





 
 白いレースが繊細なラベンダーのサシェはどこに飾りましょうか・・・?こんな綺麗な細工のサシェ、クローゼットに入れたままではもったいないですよね。
ハートのオーナメント





 ころん、とした可愛らしいハートのオーナメント、お部屋の中に飾ってもいいですが、バッグの持ち手に付けたり、鍵を付けてキーホルダー代わりにしても・・・。

 素晴らしい刺繍小物の数々・・・。職人の手仕事の素晴らしさにいつも感動してしまいます。手刺繍マット 1手刺繍マット 2





 
 シンプルなのですが、洗練された上品な雰囲気があります。
手刺繍マット 3






 今回は白を中心としたセレクトだったのですが、もちろん前から人気のあった赤のステッチのものも入荷しています。ジャム瓶のカバーも可愛い新作が・・・。またこちらも後日ご紹介しますね!  

March 08, 2006

子供用(?)のCD

 パリでは様々な所で古本屋や古レコード屋を見かけます。蚤の市でも古いレコードを売っているのをよく見かけますが、日本ではなかなか手に入れることが出来ないレアなレコードがとてもお手頃な価格で見つかったりもします。

 オペラ座近くの小さなパッサージュで、古本や中古のレコード・CDを売っているお店があるのですが、そのお店でこんな可愛いCDを見つけました。シャンソンCD




 

 その名もずばり「子供達のためのシャンソン集」。最初ジャケットを見た時、フランスの子供達が歌っている子供用のシャンソン集かな?と思ったのですが(実際そういったシャンソン集もあるのです。)曲目リストを見るとアンリ・サルヴァドール、ジュリエット・グレコ、ジョルジュ・ブラッサンスetc・・・、名の知れた名歌手達の名前がずらり。

 1940年代から1950年代の曲が中心で、懐かしい気持ちになるような優しい曲調のものが多いです。このCDを聴いているととてもリラックスして心地良い気分になってきます。なので、最近お店のBGMとしてよく流しているのですが、暖かい昼下がりにアンリ・サルヴァドールの何とも言えない甘い(?)歌声を聴いているとついついウトウトと・・・。

 このCD、何と4ユーロだったのです。物価の高いパリではどこに行っても割高感を感じてしまうのですが、こういった古レコード・CD屋ではいつもお買い得な品を見つけることが出来ます。このお店では本もたくさん売っていたのですが、可愛い絵本やインテリアの洋書も見つけてきました。本類はまとめて船便で送っているので今はご紹介できせんが・・。

 お店のBGMについてはよく質問をされます。その日の気分によって適当にCDを選んでかけているだけなのですが、また気になる曲などがあれば気軽に声をかけて下さいね!私もまたいいCDが見つかったらこんな風にブログの中でもご紹介していきたいと思っています。  

March 03, 2006

夜のパリ市庁舎

パリの市庁舎(Hotel de Ville)は重厚なルネッサンス様式の建物で、壮麗な装飾が素晴らしいパリの名所のひとつですが、実は1871年に一度火災で焼失して、現在の市庁舎は1882年に復元されたものなのです。歴史ある建造物が多いパリの中では比較的新しい建物ということになりますね。

 それでも・・・その重厚さ、存在感にはいつも圧倒されます。パリ滞在中、この市庁舎の前を通る機会がとても多かったのですが、特に夜の市庁舎は素晴らしく綺麗でした。パリ市庁舎スケートリンク






 眩しいくらいにライトアップされています。冬の間、市庁舎の前にはスケートリンクが設置され(入場は無料だそうです。)夜遅くまで人々がスケート遊びを楽しんでいました。スケートリンクは、朝早くから夜は22時くらいまでオープンしていました。パリ市内にはこの他にも、冬季限定で何箇所かこういった無料のスケートリンクが設置されるそうです。夏のパリプラージュ(夏季限定のセーヌ河岸の砂浜)といい、市民にとってはとても嬉しいサービスですね。

 スケートリンクの横には・・・メリーゴーランド




 

 メリーゴーランドもあります。このメリーゴーランドは19時30分までなので、もうこの日は終了していました。メリーゴーランドもパリ市内ではあちこちで見られました。

 さて、最近冬の話題ばかり続いてしまいましたが、もう3月に入ったことですし(まだまだ寒いですが・・・。)そろそろ春らしいお話もしていきたいと思っています。間もなくアルザス地方のメーカーから可愛らしい刺繍小物などがたくさん入ってくる予定ですし、「ラ・クロワ・エ・ラ・マニエール」のマダム・モニクからも新しい商品が用意できたとの知らせがありました。

 また来週には新商品のお話なども出来れば・・・と思っています。春らしい可愛らしいアイテムが入ってくる予定ですので、私も楽しみです!