December 31, 2006

年末の入荷

 しばらく更新をしていないうちに、年の瀬を迎えてしまいました。皆様、大掃除、年始の準備など色々とお忙しい時期だと思います。私はというと・・・年末ギリギリになってフランスとイタリアからの荷物が到着したので、昨日は年内最終営業日だったのですが、荷物の整理に追われていました。

 正確に言うと、「商品が届いた」のではなく、「取りに行った」のですが・・・。ここ最近は貨物で荷物が到着した場合、自分達で関空まで取りに行き、通関も行うようにしているのです。通関業者に依頼した場合、手数料だけで数万円はかかりますし、輸入した本人が行かない場合、中身を開けられ検査されることが多いのです。その場合、さらに検査料などもかかってきます。

 最近はユーロの高騰で、輸入にかかる経費がかさんできているので、少しでも経費削減の為にと、なるべく可能な限りは自分達で通関を行うようにしています。最初は難しいかな・・と思っていたのですが、税関の人もとても親切に教えてくれますし、実際に色々な商品の税率などを調べていると、自分自身もとても勉強になるのです。

 素材によっては無税の物があったり、布物だったら税率が高かったり、さらに刺繍が施してあるともっと税率が上がったり、身に付けるもの(靴やバッグなど)はとても税率が高かったり・・など、昔は商品の税率がどれくらい・・なんて深く考えないで注文していましたが、(重さや容積ばかり気にして、税率のことはそんなに考えていなかったのです)素材や使用目的によってこんなに変わってくるんだ、ということを実感しました。

 今回は関空に到着したのが28日の夜、税関は29日からお休みだったのですが、どうしても年内に商品を入れたかったので、臨時開庁で(少し手数料がかかりますが、税関がお休みの時でも臨時で通関を行うことが出来るのです。今回初めて知りました!)29日に通関をして、何とか無事荷物を受け取ることが出来ました。

 いつもは定休日の水曜日に主人と一緒に関空に行くのですが、今回は私がお店があって行けなかったので、主人1人にお願いしました。イタリアのメーカーは今まで何度も取引をしているので、主人もある程度は内容を把握しているのですが、もうひとつのフランスのメーカーの方は新しい取引先の為、商品の内容は私しか把握していなかったので、「大丈夫かなぁ・・」と正直不安でしたが、何とか無事に終えることが出来ました。

 そんなわけで、無事に到着した商品たち・・・。フランスからは、とても上品で洗練された香りのオブジェがたくさん入荷しました。その他にもキャンドルスタンドや真鍮のトレーなど、フランスらしい洗練されたアイテムがたくさん入ってきました。香りのアイテムが多数入ってきているので、店内の香りがガラっと変わりました。とてもフランスらしい、素敵な香りに包まれています・・・。

 イタリアからは、再入荷商品も含めて可愛らしい商品が色々届いています。まだイタリアの方の荷物は少ししか開けていないのですが、年明けには全部並べられるように、これから頑張りますね!ローズ





 
 まるで、本物?と思えるようなローズはイタリアからの商品です。色合いがとても優しいので、あまり造花っぽくないと思いませんか?この他にも、前回とても好評だったローズのミニブーケが再入荷してきました。

 そんなわけで、年末に大きな荷物が入荷した為、大晦日もお正月も返上で仕事をすることに・・。お店は本日から3日までお休みですが、荷物の整理と年明けオープンの準備の為、店内で作業をしています・・。多分オープンの前日の3日も、娘を実家に預けてお店で仕事をしていると思います。

 福袋も何とか4日のオープンに間に合うように準備をすすめています。また今回も前回と同様に、1袋3,500円でご用意する予定です。数量限定の為、なくなり次第終了となりますが、少しでも多くのお客様にお買い求めいただけるよう、頑張って作りますね!

 それでは皆様、また2007年もどうぞよろしくお願い致します。年末年始は色々と慌しく、体調を崩しやすい時期でもあります。皆様、お風邪など召されないようご自愛下さいね。良いお年を・・・。  

December 21, 2006

年末年始のお休みについて

 お知らせするのがすっかり遅くなりまして、申し訳ございません。年末年始は12月31日(日)から1月3日(水)までの間、お休みとさせていただきます。年内最終営業日の30日(土)は、18時までの営業となりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 年内はまだこれからいろいろ入荷もあって、少しバタバタしています。実はまた年末までに、フランスとイタリアからの荷物も入荷してくる予定なのです。2社のメーカーの荷物を混載して同時に輸入する為、少しいつもより手間がかかり、すっかり到着が遅くなってしまいました・・・。何とか年内には入ってくると思うのですが・・・。

 また年始には、福袋も作りたいなぁと考えているのですが、年内はそんなわけで、少しバタバタしそうなので、まだちゃんと決めていないのです。また福袋についての詳細は、ちゃんと決まりましたらお知らせしますね。

 今年は暖冬だと言われてはいますが、やはり12月も半ばを過ぎるとすっかり寒くなりました。もうすぐクリスマスですね。最近はクリスマスプレゼントをお買い求めになるお客様が本当に多いです。大切な方や仲の良いお友達へのプレゼントに・・・、またはパーティーでのプレゼント交換用のプレゼントとして・・など、皆さん楽しそうに選んでいらっしゃいます。クリスマスプレゼント










 
 クリスマス用のラッピングには、松ぼっくりのオーナメントを付けて・・。松ぼっくりをひとつ付けるだけで、冬っぽい雰囲気になりますね・・。プレゼントの形や大きさによっては(小さいサイズの物やアクセサリー類など)オーナメントが付けられないものもありますので、ご了承下さいね。今年のイヴは日曜日・・・。皆様、素敵なクリスマスをお過ごし下さいね・・。  

December 11, 2006

またまたラスパイユ

 今日はパリのラスパイユのBIOマルシェのお話をしたいと思います。何故タイトルが「またまた・・・」なのかと言いますと、覚えている方はいらっしゃるでしょうか・・、まだ私がこのブログを始めて間もない頃、昨年の2005年の7月の記事でこのラスパイユのマルシェのお話をしたことがあるのです。

 でも理由は分からないのですが、ブログを始めた最初の一ヶ月、ちょうど2005年の7月分の記事が全て現在は閲覧できなくなっているのです。最初の一ヶ月だけ無料のお試し期間だったからなのか、全く記事が消えてなくなってしまっているのです・・。というわけで、昨年の7月に書いたラスパイユの記事も今は消えているので、また改めて今年の6月の渡仏の際に、ラスパイユを訪ねてみました。

 毎週日曜日に行われるラスパイユのBIO(オーガニック)マルシェは、数あるパリのマルシェの中でもとても人気の高いマルシェです。地元の人はもちろん、観光客もとても多く、あちこちで写真を撮っている姿が見られました。(私もそんな中の一人でしたが・・・)ラスパイユラスパイユ2





 
 この時期は新鮮なお野菜が豊富で、色とりどりの美味しそうなお野菜がずらりと並んでいます。フランスは農業大国だけあって、お野菜の種類もたくさんあります。お野菜の味もとてもしっかりとして、歯ごたえもあり、素材の味が生きていて本当に美味しいです。ラスパイユ3





 
 お野菜だけではなく、フルーツもたくさん並んでいます。私達はよくマルシェやスーパーなどで葡萄やチェリーを買って、ホテルの冷蔵庫に入れて毎日少しずつ食べたりしているのですが、袋に入れてくれる量が結構多いので、滞在中に食べきれないことが多いのです。でもマルシェで美味しそうに並んでいるフルーツを見ると、ついつい買ってしまうんですよね・・・。ラスパイユ4






 パンやお菓子も売られています。パリでは町中至る所にパン屋がありますが、こういったマルシェでも色々な種類のパンを見つけることが出来ます。マルシェで朝食のパンやフルーツなどを調達・・・というのもいいですね。ラスパイユ6





 
 蜂蜜のコーナーです。パッケージもとても可愛らしいので、お土産にもピッタリです。写真の左上(クリックして拡大してご覧下さい)に写っている蜜ロウのキャンドルが入った白いバスケット、よく見るとミツバチの形に切り抜きが・・・。

 そしてこちらは・・・ラスパイユ5






 様々な種類のハーブやスパイスも並んでいます。ハーブ類は、煎じて飲むもの、調理用に適したものなど、たくさんあってどれを選んでいいのか迷ってしまいます。

 そして、こちらはラスパイユのマルシェでのおすすめ・・・ラスパイユ7





 
 ポテトとオニオンのガレットです。ここで買って、食べながらマルシェの中を歩いている人をたくさん見かけました。目の前で焼いてもらって、出来立てをいただけます。素朴なお好み焼き(?)という感じで、とても美味しかったです。

 パリでは、スーパーマーケットやマルシェなどを訪れるのも楽しみのひとつです。パッケージも可愛らしくて美味しいものの宝庫なので、お土産を選びに行くのもいいですね。特にこのラスパイユのマルシェはオーガニック市なので、体にも良いものが多くて、おすすめですよ。他の曜日でも同じ場所で別のマルシェが開かれていることがありますが、このBIOマルシェは日曜日のみの開催です。お間違いのないように!  

December 07, 2006

サンマルタン運河

サンマルタン運河1サンマルタン運河2





 パリにあるサンマルタン運河は、セーヌ河からヴィレット貯水場までを結ぶ全長4.5kmの運河です。この界隈は、映画「アメリ」で主人公のアメリが石を投げて水切り遊びをした場所として有名ですね。下町の風情のある界隈ですが、最近はおしゃれなブティックや雑貨店、カフェなどが増えてきて、ちょっとしたおしゃれスポットになっているようです。北ホテル






 こちらはサンマルタン運河沿いにある「北ホテル」。映画「北ホテル」の舞台となった建物ですが、現在は中が改装されてカフェとレストランになっています。趣のある建物ですね。サンマルタン運河3






 水位差が26mもあるサンマルタン運河を船が通行する為に、9つの水門によって水位を調整しています。船が通る度に1つずつ水門が開き、水を溜めて水位を調整しながら船が通れるようになっています。カノラマカノラマ






 サンマルタン運河の上を通行するクルーズ船「CANAUXRAMA(カノラマ)」です。船は水門をくぐりながら、ゆっくりと河を通行していくので、のんびりとクルーズしたい時にはおすすめですが、本当にとてもゆっくりなので、時間が無ければ無理かも・・・。私もいつもそんなに時間が無いので、まだサンマルタン運河クルーズはしたことがありません。セーヌ河とはまた風景も違うので、面白そうだなあ・・・と興味はあるのですが・・・。水門をくぐっていくのも楽しそうですね。写真には撮っていませんが、水門が開いた時にすごい勢いで水が流れ込む様は圧巻ですよ。

 このサンマルタン運河界隈もそうですが、パリは華やかな場所ばかりではなく、庶民的な下町のような場所もかなりあります。そして最近の私は、そんな場所に行く機会の方が多いのです。すっかり観光地化されたシャンゼリゼ界隈やオペラ座界隈より、私はこんな下町情緒溢れる場所の方が好きです。特にこのサンマルタン運河の周りは(どちらかと言うと薄汚れたような町並みですが・・・)のんびりとした空気が流れていて、ゆったりとして落ち着ける場所だと思いました。  

December 02, 2006

クリスマスツリーを飾って・・・

 もう12月に入って、いよいよ本格的なクリスマスシーズンとなりました。当店でも昨日からクリスマスツリーを飾っています。クリスマスツリー







 



 大きなもみの木のツリー、正式には「ドイツトウヒ」という針葉樹の一種で、日本ではゴールドクレストなどと並んで、ツリー用として一般的に広まっている木なのです。

 先日、ご近所にある「Bleu Parc」さんで「クリスマスツリー用の木を探しているんですよ〜。」というお話をしていたのですが、それを覚えていてくださって「いい木が入ったんですよ!」と連絡してくれたのです。本当は自宅に飾るツリーを探していたのですが、あまりに立派だったので、お店に飾ることにしました。とてもいい枝ぶりで、存在感のある木です。

 「Bleu Parc」さんは、姉妹でやられているカフェ併設の可愛らしいお花屋さんです。お花だけではなく、鉢物やリースなどもあります。カフェでいただけるケーキや紅茶などもとても美味しくて、おすすめのお店ですよ。当店からも歩いてすぐの本当にご近所さんなのです。

 今まで自宅用に、毎年ゴールドクレストやもみの木をツリーにしていたのですが、いつも春頃には枯れてしまって・・・。どのお花屋さんに訊いても「もみの木は枯れやすいので、難しいですよ。」と言われてはいたのですが、娘も今年のツリーを楽しみにしていたので、「そろそろ探さないと・・・」といろいろ見て回っていたのです。今回は結局お店用のツリーとなってしまいましたが・・・。

 お店では10月下旬から11月初旬ころにかけて、クリスマス商品を出していくのですが、自宅の方はいつものんびりと12月に入ったころから用意をします。毎年ちょこちょことオーナメントを買ったり、プレゼントとしてオーナメントをいただいたりしているので、また自宅用にも小さいツリーを探そうと思っています。クリスマスツリークリスマスツリー






 今回届いたお店のツリーには、「Cote Bastide」のメタルのオーナメントや、アルザス地方から届いた小さなハートのオーナメントを飾ってみました。深いグリーンの葉に、メタルのオーナメントがとても綺麗に映えています。

 針葉樹は枯れやすいので、大事に育てていこうと思います。お隣の本屋のご主人がグリーンを育てるのが趣味で、毎日お店の周りのグリーンをこまめにお世話していらっしゃるので、また色々アドバイスを頂こうかな、と思っています。(うちの店の前に置いてある大きなオリーブの木も、よく面倒を見てもらっているのです。)また来年も、クリスマスツリーとして飾れますように・・・。